えっ! G-SHOCKが5800万円⁉ スペシャルモデルはタフ&ラグジュアリーな衝撃作!
誕生から40周年を迎えたG-SHOCKが、スイス高級時計のライバルになる!? そんな驚きのプロジェクトがスタートしたのを知っていますか? 絶対に見逃せないG-SHOCKのラグジュアリーなニュースです。
約5800万円で落札された“ラグジュアリーG-SHOCK”
「落としても壊れない時計」というコンセプトで1983年に誕生したカシオのG-SHOCK。耐衝撃性と20気圧防水というスペックを実現し、どんな過酷な場所でも安心して着けられる「タフ・ウォッチ」という新ジャンルを確立しました。 ですが、そんなG-SHOCKに40周年を記念した、夢みたいなスペシャルモデルが発表されたことは、ご存知でしょうか?
その始まりは2018年。35周年の際に発表、翌2019年に世界35本限定で発売された、元祖フルゴールドモデルG-D5000-9JRでした。
今回発表されたのは、それに続くフルゴールドモデルG-D001。まずG-SHOCKの40周年記念サイトで映像が公開され、2023年末、アメリカ・ニューヨークのマンハッタンで開催されたG-SHOCKの40周年記念イベント「SHOCK THE WAVE 2023」で“G-SHOCKの父”たるカシオの伊部菊雄シニアフェローから実機が世界初公開されました。
ケース構造もムーブメントもまったく新しいG-SHOCK
ただ、このG-D001は世界でたった1本だけ製造されたユニークピース。デジタル表示が一切ないアナログモデルで、スケルトン文字盤が特徴です。その上、18Kイエローゴールドケースのサイドは、まるで熱帯のマングローブ(植物)のような複雑なフレーム構造になっています。 カシオはこのモデルを、「これまでのG-SHOCKの歴史とは一線を画した“次世代G-SHOCK”の第1号モデルだ」と述べています。G-D001の001という数字には、次世代の始まりという意味が込められているのです。
では、どこが次世代なのか、外装のデザインと、時刻を刻むムーブメント(時計モジュール)の違いから説明しましょう。 第一に、この外装デザインはG-SHOCK史上初めて生成AI技術を活用して開発されたものです。まず、カスタムAIに40年分のG-SHOCKの情報と、デザイナーによるデザイン案のデータを入力し、それをもとに生成AIが作り出したバーチャル3次元モデルを3Dプリンタで出力。その実体化されたモデルにデザイナーが修正を加える……というプロセスを何度も繰り返して生まれたのだそう。 その結果、ケースの外観も構造もこれまでのG-SHOCKとまったく違ったものになりました。従来のフルメタルモデルには不可欠だった、ケースとベセルの間の緩衝材も取り払われたのです。