巨人を導くスラッガーに…シーズン40本を達成した大物(4)”世界の王”以来の快挙に
球春到来を迎えた2024年のプロ野球。読売ジャイアンツは、2年連続Bクラスと低迷中。今季は巻き返しを図る1年となるが、チーム不動の4番を務める岡本和真内野手は、昨季自身初のシーズン40本塁打に到達。球団9人目の快挙となった。ここでは、平成以降に巨人で40本塁打以上を記録した歴代選手を紹介する。
松井秀喜
出身:石川県 投打:右投左打 身長/体重:186cm/95kg 生年月日:1974年6月12日 ドラフト:1992年ドラフト1位 日米で鮮烈な印象を残した松井秀喜。読売ジャイアンツでの最終打席で描いたアーチは、今もなお語り継がれている。 松井は、星稜高校3年夏の甲子園で伝説の5打席連続敬遠を経験。高校通算60本塁打の実績を残し、4球団競合の末に巨人へのドラフト1位入団が決まった。 入団1年目はプロの壁に苦しめられながらも、高津臣吾(当時:ヤクルト)からプロ初アーチを放つなど、いきなり二桁本塁打(11本)を記録。 翌年以降は着実に本塁打数を伸ばしていき、1996年に38本塁打をマーク。そして1999年と2000年は、2年連続で42本塁打を放った。 巨人在籍最終年となった2002年は、開幕からアーチを量産。同年の最終戦、最終打席で五十嵐亮太(当時:ヤクルト)からシーズン50号をレフトスタンドへ。集大成ともいえる成績を残し、最高の形で海を渡った。
ベースボールチャンネル編集部