神の頂へ虎視眈々 ネット麻雀界を制した渡辺太、個人首位に近づくトップなるか/麻雀・Mリーグ
Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」、11月28日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は「ネット麻雀界の神」とまで呼ばれる赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)。現役医師でもある秀才が、Mリーグ2年目で本領を発揮し、いよいよ個人首位を伺う位置まで上がってきた。 【映像】好調・渡辺太、個人首位を伺うトップは?(生中継) リアルの麻雀界を超える勢いで発展しているネット麻雀界でトップに立つのは、すさまじい力が必要とされる。この世界で複数回、頂点に立つことの難しさは、トップ雀士であっても至難の業。それゆえに渡辺の評価はプロ麻雀界でも非常に高い。個人プラスが200ポイントを超え、1位まで127.5ポイント差。1試合では難しそうだが、仮に連投・連勝でも果たそうものなら、ついに神の名にふさわしい位置につく。 チームとしても首位・赤坂ドリブンズを追う立場の2位・セガサミーフェニックスからは茅森早香(最高位戦)が出場する。チームメイトに個人1位、3位がいることで余裕のある戦いができているが、茅森自身はもう一つ突き抜けられていない。「打点女王」らしさを取り戻し、1日1跳どころか2跳、3跳して平均打点をグイッと上げたい。 快走する上位陣に、しっかりと食らいつきたいのがKONAMI麻雀格闘倶楽部。滝沢和典(連盟)もかなり成績が高い位置で安定し始め、ポイントゲッターらしくなってきた。例年以上にかなり縦長の展開になりつつある中、下位チームには反撃の意欲をなくすほどの勝利を突きつけたい。 EX風林火山はリーグ7位と苦戦中。マイナスポイントも300を超え、レギュラーシーズン折り返しを前に、突破に黄信号と言われても仕方ない差がつき始めている。開幕前に「カド番大関」と名付けられた松ヶ瀬隆弥(RMU)も3ケタマイナスでは昨シーズンに続く“2場所連続負け越し”で、大関陥落の窮地。流れでも風でもなんでもいい。今は勝利こそが良薬だ。 【11月28日第1試合】 赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)個人5位 +202.5 EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)個人27位 ▲106.7 KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)個人12位 +86.3 セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)個人22位 ▲35.2 【11月26日終了時点での成績】 1位 赤坂ドリブンズ +572.8(36/96) 2位 セガサミーフェニックス +436.5(36/96) 3位 U-NEXT Pirates +292.2(36/96) 4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +225.7(38/96) 5位 KADOKAWAサクラナイツ ▲8.9(38/96) 6位 TEAM雷電 ▲61.4(38/96) 7位 EX風林火山 ▲306.7(38/96) 8位 渋谷ABEMAS ▲507.2(38/96) 9位 BEAST X ▲663.0(38/96) ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部