ロケット爆発で運営会社「安全な飛行中断ができた」 異常感知で爆発する装置作動か 原因は「データ分析などで調べていく」
和歌山県串本町の発射場から打ち上げられたロケットが直後に爆発したことについて、運営会社は会見で「安全な飛行中断ができた」と話しました。 (スペースワン豊田正和社長) 「期待に十分お応えできなかったことに対して深くお詫び申し上げます」「スペースワンとしては失敗という言葉は使いません」 東京の宇宙ベンチャー企業「スペースワン」は午前11時すぎ、串本町にある発射場から小型ロケット「カイロス」の初号機を打ち上げました。 しかし、直後にロケットは爆発し周辺では火災も発生しました。 スペースワンによりますとロケットの破片は、すべて発射場の敷地内に落下し、人的被害はなかったということです。 ロケットは高さ50~60メートルぐらいまで上昇していたとみられ、飛行時に異常を感知すると自ら爆発する安全装置が作動したとみられます。 スペースワンは会見で「打ち上げからおよそ5秒後に安全な飛行中断ができた」とし、原因について「データを分析するなどして調べていく」としています。 2030年代に年間30機を打ち上げる目標については「可能な限り計画を変えずに進めていきたい」としています。
ABCテレビ