キング・森岡薫、現役引退宣言して挑む“ラストチャレンジ”【STAR is BACK|Fリーグ】
もう1年いけんじゃねぇかってなったら……
──なんだか、すごく楽しそうに見えます。 うん、今はすんげぇ燃えてるし、フットサルがめちゃくちゃ楽しい。 これまでは、早く寝るなんて時間がもったいないと思っていたけど、早く寝て、早く明日になって、練習して、試合にならないかなって毎日考えてます。 お酒も町田に来てからは飲んでないし、食事も気を遣っているし、こんな感覚は久しぶりですね。 ──いつぐらいのときに戻った感覚ですか? 名古屋オーシャンズ時代の初期の頃ですかね。2時間、3時間しか動いてないのに、なんで1日休むのって思ってましたから。 今はちゃんと休みの重要性もわかってるけど、気持ちとしては練習したいから、朝が早くても全然苦じゃないです。 ──若い選手たちと一緒にやることで若返ってるんじゃないですか? 僕が若手を励まさなきゃいけないのに、逆に励まされることもある。練習でしんどい時に声をかけてくれて。みんな、かわいくてしかたない。これまでは若い選手たちには「背中を見ておけ」みたいなスタンスだったけど、だいぶ変わってきている。 今でも丸くなったつもりもないし、紅白戦だってバチバチやって勝ちたい気持ちは変わらないけど、できるだけ周りに少しでもプラスになるために、力になりたいと思うし、少しでもいい思いをさせてあげたい。 そのためには、昔のままじゃダメだろうし、うまくギアチェンジしていかないと。謙虚に、謙虚に。 ──森岡選手の口から「謙虚」という言葉が出てくる日がくるとは(笑)。 でも、この1年は、選手としてだけではなく、人としても成長できるのかなと思ってる。本当にいろんな意味で。 ── フットサル選手・森岡薫としての最後の1年。ピッチの上で燃え尽きるまで、やりきってください。 うん。めっちゃ体動いて、めっちゃ点取って、もう1年いけんじゃねえかってなったらどうしよう。 ──そうなりそうな気もしてます(笑)。 ハハハハハ(笑)