鹿児島市が計画している義務教育学校「桜島学校」の新築工事の入札が不調な上、随意契約も成立せず、予定していた再来年の開校が厳しい状況であることが分かりました。 桜島学校は地域の8つの小・中学校を統合して新設する小・中一貫の義務教育学校です。 市は校舎などの新築工事について、今年7月と10月に入札を行いましたが、資材や人件費が高騰する中、どちらも予定価格を上回って不調に終わりました。 市教育委員会によりますと、応札した事業者に随意契約の交渉を打診したものの、契約を結ぶことができなかったということです。 予定している再来年4月の開校について、市教委は「非常に厳しい状況」だといいます。 今後は事業者に対しヒアリングを行うほか、保護者や地域住民に対しては11日開かれる整備検討委員会で事態について説明し、進め方を検討していくとしています。