ポスト安倍「全く考えていない」 菅官房長官
菅義偉(よしひで)官房長官は21日、定例会見を行い、自身が「ポスト安倍」の一人として見られていることに対し「私自身はポスト安倍などということは全く考えておりません」と話した。 【中継録画】菅官房長官が定例会見(2020年2月21日)
会見は約12分間行われた。初めはマスク不足など新型コロナウイルス関連の質問が続いた。「ポスト安倍」関連の話が出たのは一番最後のこと。 記者から「長官は昨年の新元号『令和』の発表、その後の統一地方選・参院選の全国行脚での知名度向上からポスト安倍の有力候補と評されました。一方、昨年の秋以降、閣僚の辞任や『桜を見る会』に関するこの記者会見での対応などをめぐって厳しい指摘もあり、次期総理候補と称される場面が減ったようにも感じます。ポスト安倍をめぐるこうした自身に対する評価の急激な変化をご自身としてはどうご覧になっているのでしょうか」と質問が出てからだ。 菅長官は質問を聞きながら苦笑いする場面もあった。そして質問が終わると同時に「私自身はポスト安倍などということは全く考えておりません」と答えた。 さらに、「自身の評価というのは気になったことは?」との質問に対しても「全く気にしていません」と返答した。