【shallm ライヴレポート】『shallm 2nd Live - アイオライト -』2024年3月10日 at 恵比寿 LIQUIDROOM
TVアニメ『姫様“拷問”の時間です』オープニングテーマ「まっさかさマジック!」が好評のヴォーカリスト・liaによるバンドプロジェクト・shallmが3月10日に東京・恵比寿 LIQUIDROOMでワンマンライヴ『shallm 2nd Live - アイオライト -』を開催。オープニングアクトに大宮陽和、ゲストに紫 今を迎えた同公演は三者三様の音楽性とパフォーマンスでしのぎを削った。 shallm 恵比寿LIQUIDROOM公演 その他の写真
■ 大宮陽和 ■
オープニングアクトとしてシンガーソングライター・大宮陽和がギター1本を携えて登場。弾き語りの一本勝負でアグレッシブにステージを展開した。長崎出身の彼女は、学生時代に悩んだ時は青い海や真っ白の空に救われたと話し、自分がこれからどんな大人になるのだろうかと想像しながら書いたという「真白の空」などを演奏。ネガティブな胸の内を、かき鳴らされるギターに乗せて、エモーショナルに歌い上げる。「リゼントメント」という曲では、やり場のないエネルギー爆発させるように、ステージを転げ回りながらギターをプレイ。まるで冬の海のような激しさで、観客の心に爪痕を残した。 セットリスト 01. 東京noisy 02. 404 03. 真白の空 04. リゼントメント
■ 紫 今 ■
続いてゲストとしてTVアニメ『青の祓魔師 島根啓明結社篇』のエンディングテーマ「学級日誌」が話題のクリエーター・紫今が登場した。まずは「酔い夏」の歌声だけが会場に響き、トラックが鳴り響くと同時に幕が開くと、ミステリアスにフードを目深に被った彼女が現れた。続く「エーミール」では“手拍子をお願いします”と投げかけ、会場には4つ打ちのビートに合わせて手拍子が広がった。さらに「Not Queen」では観客を挑発するパフォーマンスを繰り出し、激しさを増す楽曲後半ではパワフルなハイトーンヴォイスで観客を圧倒! “shallmのliaさんが、以前から私の動画を観てくれていて、私の古参ファンだったことが発覚しました”と、意外な接点とゲスト出演の経緯を明かした紫 今。TVアニメ『青の祓魔師 島根啓明結社篇』エンディングテーマ「学級日誌」を歌った際は、“『青エク』を知らない人は各々の青春を思い出しながら聴いてください”とコメント。しっとりとした歌声とビートで、観客を独自の世界観に引き込んだ。ライヴ終盤にはTikTokで話題を集めた「ゴールデンタイム」、YouTubeで200万回近い再生数を記録している「凡人様」を披露。立ち上がって声援を送る観客と《天才》《凡人様》とコール&レスポンスを繰り広げて会場が一体に。ポップス、ソウル、ジャズ、アコースティック、ロックなど、ひとつのジャンルに縛られない音楽性、ちょっとダークな雰囲気を纏った存在感からにじむカリスマ性。紫 今が放つオルタナティブで鮮烈な世界に、観客は酔いしれた。 セットリスト 01. 酔い夏 02,. エーミール 03. Not Queen 04. 青と棘 05. 夢遊病 06. Soap Flower 07. 学級日誌 08. 無言電話 09. ゴールデンタイム 10. フラットライン 11. 凡人様