巨人・阿部慎之助監督、田中将大の獲得熱望していた 「若い選手に足りてないところ見て学んで」
巨人・阿部慎之助監督(45)が25日、田中将大投手(36)の入団会見に同席し、自身が獲得を熱望したことを明らかにした。 【写真】小学校の卒業アルバム写真に写る田中将大と坂本勇人 「熱い気持ちを持っている投手。今の若い選手に足りていないところ。見て学んで、継承してもらいたいがために、獲得に乗り出していただくようにお願いした」 脳裏に焼き付いているのは、楽天と対戦した2013年の日本シリーズだ。3勝3敗で迎えた第7戦。3-0で迎えた九回に、前日の第6戦で敗れたものの160球で完投した田中将が抑えとして登板し、無得点に封じて楽天を初の日本一に導いた。阿部監督は「己を犠牲にしてでも、勝つために最後、ああいう形で登板した。時はたっていますけど、その印象しかない」と語った。 近年は故障などで苦しむ姿を知る一方で、13年に無傷の24連勝を飾るなどの経験を評価。「先発でやってもらう以上、2桁勝利(を期待する)というけど、10勝10敗じゃどうしようもない。(田中将は)とにかく貯金ができる投手」と期待を寄せた。(樋口航)