「前よりひどいのはドローンで民間人とわかっていて爆弾を落とすこと」来日したウクライナ人女性が日本に避難している娘、孫と7年ぶり再会 ウクライナの今を語る 岩手
ロシアがウクライナに軍事侵攻して2年7か月が経ちます。 これまでもニュースエコーで紹介している岩手県北上市在住でウクライナ出身の女性が母親と7年ぶりに再会しました。成田空港で2人を取材し、いまだ緊張が続く戦禍のウクライナの現状や支援に対する思いを聞きました。 【写真を見る】「前よりひどいのはドローンで民間人とわかっていて爆弾を落とすこと」来日したウクライナ人女性が日本に避難している娘、孫と7年ぶり再会 ウクライナの今を語る 岩手 こちらの女性は北上市に住むウクライナ出身のトムシンスカ・ナターリアさんと夫の利克さん、長女ティアラさんと次女ソフィアさんです。 20年近く北上市に住むナターリアさんは、ロシアの軍事侵攻を受けて洋野町に避難してきたウクライナ人家族の支援や母国の現状を知ってもらうための講演会などを行ってきました。 (テレビ電話) 「元気元気きょうは2回警報あったけど今のところミサイルは来てないよ」 ナターリアさんの母・ラリーサさんはウクライナに1人で住み、兵士のための食事やクッションなどを作っています。 2人はインターネットで日々連絡を取り合ってきました。 (ナターリアさん) 「戦争始まってからずっと(日本にくるよう)言ってきたが、ウクライナが大変な時、残りたいと来年高校と大学に行くので会えなくなるから少し来てと言ったら、じゃあわかりましたと」 この日、4人はラリーサさんを迎え にいくために車で千葉県の成田空港に向かいました。 6時間ほどかけて成田空港に着くと、4人は到着ロビーでラリーサさんを待ちます。 「何て書いてある?親愛なるおばあちゃんへ」 ポーランドを経由して1人で来るラリーサさんを心配そうに待つナターリアさん… ウクライナで会って以来7年ぶりの再会です。 5人は何度も抱き合って再会を喜びます。 ラリーサさん「気持ちが爆発してドキドキしてるし、すごいうれしい」 ナターリアさん「これで元気でる私もこれからもみんな頑張れる」 ティアラさん「うれしいし涙がこみ上げてきた」 ソフィア「1か月という短い期間だけど全力でおばあちゃんに尽くしていきたい」 再会を喜ぶとともに、孫たちの成長に顔がほころぶラリーサさん。