【選手権】川崎内定ストライカーやU-17W杯で大活躍のシンデレラボーイなど! 今大会の注目プレーヤーを一挙紹介!~FW編
50メートル6秒を切る俊足FW
奥村洋武 おくむら・ひろたけ 丸岡(福井)/3年 運動量と推進力が売りのボランチだが、夏以降は前線が主戦場に。当初は戸惑いが見られたものの、今では「自分にボールを入れてテンポを作るのがコンセプト」と説明する通り、丸岡の攻撃に躍動感をもたらしている。 水永直太朗 みずなが・なおたろう 東海大大阪仰星(大阪)/3年 中学時代は出場機会に恵まれなかったが、MFからFWへの転向を機にブレイク。「高校で自信がついた」と話すヘディングで前線の起点となる。クロスへの反応も抜群で、大阪予選決勝ではハットトリックを達成した。 西川桂太 にしかわ・けいた 京都橘(京都)/3年 サッカーセンスの高さが際立つMFだが、夏以降は得点力不足を解消するため前線でプレー。「頭を使ったポジショニングで相手を上回りたい」と的を絞らせない巧みな位置取りでボールを引き出し、決定機を創出する。 野見明輝 のみ・あきら 広島国際学院(広島)/3年 50メートル6秒を切る俊足が武器。「速いだけと言われるのが嫌だった」と特訓を重ねて磨いたボールタッチとシュートも特筆に値する。巧みにボールを受けて、急加速からゴールに持ち込む動きが秀逸で、初出場の立役者となった。 原 康介 はら・こうすけ 名古屋(愛知)/3年 中学までは相手との駆け引きの巧さが際立ったが、高校でプレースタイルが大きく変化。GPSの測定で日本一を叩き出すほどのスプリント能力を活かし、サイドを切り裂く。初の全国大会で狙うは高卒でのプロ入りだ。 野村光希 のむら・こうき 北海(北海道)/3年 下級生から主力として活躍する点取り屋は相手を吹き飛ばす圧倒的なフィジカルが持ち味。力強くゴールに迫りつつ、前線のターゲット役としても機能する。今季はプリンスリーグで得点王に輝き、チームを初優勝に導く。 朝野夏輝 あさの・なつき 初芝橋本(和歌山)/3年 敵CBとの接触を恐れずゴール前に飛び込んでいく姿に、ストライカーとしての才能を感じる。最終学年を迎えた今季は自主練の甲斐もあって、課題だった足下の技術も向上。得点とポストプレーで攻撃を力強く牽引する。 西丸道人 にしまる・みんと 神村学園(鹿児島)/3年、仙台入団内定 昨年は豊富な運動量を生かした守備で4強に貢献。主将を務める今年は得点感覚に磨きがかかり、ピッチでの存在感が高まった。「自分の力不足によって国立で負けてしまったので、今年はそこを超えたい」と意気込む。 名和田我空 なわた・がく 神村学園(鹿児島)/2年、U-17日本代表 高い技術と判断の良さが光るアタッカーは今年、大迫塁(C大阪)から14番を受け継ぎ、名実ともにチームの顔に。「誰が見ても分かる数字は残さないといけない」と得点意識が高まり、より怖い選手になりつつある。 構成●高校サッカーダイジェスト編集部