秋田市文化創造館の「リソグラフ」貸し出しサービスがリニューアルへ
秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町、TEL 018-893-6424)のデジタル印刷機「リソグラフ」貸し出しサービスが来年1月22日、リニューアルされる。(秋田経済新聞) 【写真】赤と青のインクで孔版印刷したフライヤー作例 細かい孔(あな)を開けたスクリーン状の版からインクを押し出して印刷する理想科学工業(東京都港区)製のデジタル孔版印刷機。A3やB4サイズ、ポストカードなどのほか、不定形など多くの用紙サイズに対応する。片面の印刷時間は1000部で10分ほど。シルクスクリーンやガリ版などと同様の孔版印刷のため、印刷物がレトロな風合いに仕上がることなどから、アート関係者を中心にファンが多い。 市民の文化活動などをサポートする同施設では、2023年から同印刷機を施設内で貸し出し。「リソの日」のサービス名で、これまでに手作り冊子のワークショップやアート事業の記録集、チラシの作成などに利用されてきた。 利用者の要望を受けて展開する新サービスでは、黒色と赤色のインクに加えて青色インクも提供するほか、裁断機や中綴じ用具などの製本向け道具も貸し出す。利用料も改定する。 同事業を担当する白田(はくた)佐輔さんは「温かみのある風合いで印刷できるインクの質感が同印刷機の魅力。青色インクを使うことで表現の幅も広がる。利用時間内のレクチャーにも応じるので、チラシの作成などに気軽に活用してもらえれば」と呼びかける。 利用料は2,800円(2時間まで。16版以上は3,600円)。営業時間は9時~21時。貸し出しは水曜と土曜。利用日の1週間前までの申し込みと利用2日前までの印刷データの提供が必要。
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