<きみの色>新海誠監督「無二の映画」 松岡茉優、日笠陽子らが絶賛コメント 山田尚子監督の劇場版オリジナルアニメ
「進撃の巨人」「甲鉄城のカバネリ」などで知られる荒木哲郎監督は「ため息が出る美しさ。繊細にコントロールされた色、絵……すごい表現力! ラストも大いにアガりました。素晴らしかったです! 自分はシスターの先生が可愛くて好きになりました!」とコメントを寄せている。
「呪術廻戦」などで知られる脚本家の瀬古浩司さんは「『きみの色』には全編を通じてある種の“退屈さ”が漂っているように思う。でもその“退屈さ”が心地良い。それはきっと高校生だけが持つことのできる特別な“退屈さ”なんだと思う。ドラマティックな出来事はそうそう起こらず、でも思い悩まずにはいられない(小学生や中学生が抱くそれとは別種の)問題を抱え込み、多くは解決できないままただ淡々と散文的に日々が過ぎ去っていく。そんな日々にささやかな抵抗を試みる。それは例えば爆音で『ブルー・マンデー』を流してみたりして。高校生だったことがある人ならおそらく誰しもが経験したであろう“退屈さ”。それが僕はとてもいとおしい」と語っている。
「きみの色」は、人が「色」で見える高校生の少女・日暮トツ子が、同じ学校に通っていたとても美しい色を放つ少女・作永きみ、音楽好きの少年・影平ルイとバンドを組むことになる……というストーリー。俳優の鈴川紗由さんがトツ子、高石あかりさんがきみ、木戸大聖さんがルイを演じ、新垣結衣さんがトツ子が通う学校のシスター日吉子役として出演する。
「映画 聲の形」などでも山田監督とタッグを組んだ吉田玲子さんが脚本を手がけ、牛尾憲輔さんが音楽を担当する。「映像研には手を出すな!」「平家物語」などのサイエンスSARUが制作する。新海監督の「君の名は。」「すずめの戸締まり」などのSTORY inc.が企画・プロデュースを担当する。