<きみの色>新海誠監督「無二の映画」 松岡茉優、日笠陽子らが絶賛コメント 山田尚子監督の劇場版オリジナルアニメ
「映画 聲の形(こえのかたち)」「リズと青い鳥」などで知られる山田尚子監督の劇場版オリジナルアニメ「きみの色」が8月30日に公開され、「君の名は。」「すずめの戸締まり」などで知られる新海誠監督ら著名人が絶賛のコメントを寄せている。新海監督は「とても優しくて可愛らしく柔らかい映画だけれど、とても強い覚悟に満ちた作品でもありました。今、この作品を作り上げるなんてすごい……! 企画を含め制作はきっと戦いだったのではないかと、勝手に想像してしまいます。とても勇気づけられるし、憧れます。それぞれの映画に『色』があるとして、『きみの色』は世界に存在する色そのものを押し広げるような、目に映る色数を増やしてくれるような、そんな無二の映画でした」と語っている。 【写真特集】山田尚子監督「きみの色」 繊細で美しい「色」 話題のライブシーンカット解禁
「映画 聲の形」に声優として出演した俳優の松岡茉優さんは「あなたの焦りも、ときめきも、あなただけのもので、それを侵すことは誰にもできやしない。山田尚子さんの描く若者はこの上なく優しくまぶしい。誰しもこうであったのかな。誰しもこんなに明るい光が差しているのかな。『山田尚子監督×ギターを持った女の子』は高校生の頃に『けいおん!』を見てギブソンを買った私には刺さりすぎるものがありました。 クライマックス、全てを許されて踊ることができます。 あの空間をぜひ、劇場で体感してください」とコメントを寄せている。
人気アニメ「けいおん!」に出演した声優の日笠陽子さんは「水を介して、色は混ざり合う。音は響き合う。それが黒くなっていくのか、それが新たな色を生み出していくのかはいつでも自分次第なのかもしれない。色が混ざり合って、音が重なり合って、伝統やルールを全て壊すのではなくて、大切にしながら別の色になることを恐れない勇気が、自分の人生を彩ってくれるのだと。そして、まだまだこれからも新たな色を求めて旅立っていく。出会いも別れもまた、きみの色を色付ける何かなのだろうと信じたいと思わせる作品。山田監督が描いた色や音が、私の心の海に波紋を広げていきました。静かに語りかけるものがどこか温かくて懐かしくて、理由もなく私の中の水分が一滴ポロリとこぼれ落ちました。あなたの中にも山田尚子の色と音がまろやかに染み込んでいきますように……」と話している。