バークレイズ証、元みずほ常務の大島氏が上席顧問-金融市場業務支援
(ブルームバーグ): バークレイズ証券が、元みずほフィナンシャルグループ(FG)の常務執行役員を務めた大島周氏を上席顧問として採用したことが3日、分かった。
ブルームバーグが得た情報を広報担当者が確認した。資料によると、大島氏は1日付で就任。日本の金融市場部門の業務をサポートするという。
バークレイズ証は、日本で円金利ビジネスの収益を伸ばし、2023年12月期の純利益は2期連続で最高益を更新した。日本銀行によるマイナス金利政策の解除を受けて市場金利が上昇する中、債券分野などに注力する事業モデルが奏功。大島氏の上席顧問就任で、さらなる強化を図る。
大島氏は、1984年に旧日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行し、欧米やアジア市場での債券投資やデリバティブ営業に携わるなど30年超の市場業務での経験を持つ。2014年から18年まではみずほ銀の常務執行役員としてグローバルマーケッツ部門を統括し、16年からはみずほFGの常務執行役員も兼任した。
現在、官民ファンドである海外通信・放送・郵便事業支援機構(JICT)の社長を務めており、同職を続けながらの兼務になるという。
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Takashi Nakamichi