南海トラフ地震発生時に高速道路上の緊急車両の円滑な通行を目指し警察らが手順を確認【香川・坂出市】
岡山放送
南海トラフ地震が発生した際に、緊急車両などが高速道路をスムーズに通行できるよう対応の手順を確認する訓練が7月8日、坂出市で行われました。 訓練は、四国沖で震度6強の地震が発生したとの想定で行われ、香川県警の高速道路交通警察隊やネクスコ西日本などから約20人が参加しました。 訓練では、ヘリコプターや警察車両などが高速道路上に異常がないか確認。走行車線に乗り捨てられ通行の妨げになっている車を見つけると、専用の機材を使って、路肩に移動させました。 また、コーンなどを置き、交通規制を行ったほか、検問所を開設し、緊急車両を誘導、通行を許可する標章を交付する手順も確かめられました。 (香川県警高速道路交通警察隊 大籔敏広隊長) 「地震が発生したら、被災地に向かう車両、人命救助、医療物資の支援、こういった緊急通行車両が迅速かつ円滑に被災地に到着できるよう支援したい」 南海トラフ地震は今後30年以内に70%から80%の確率で発生するとされていて、警察は、それぞれと連携して対応力を高めたいとしています。
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