注目集まる「アス飯」 アビスパ永石拓海、ハッシュタグ付け投稿
練習メニューなどをも考慮した栄養バランスの取れた食事「アスリート飯(アス飯)」の注目度は高い。サッカーJ1・アビスパ福岡のGK永石拓海選手(28)は自ら作った「アス飯」を、インスタグラムで「ながいし食堂」のハッシュタグ(検索目印)を付けて投稿している。 永石選手が食にこだわるようになったのはJ2レノファ山口に期限付き移籍したプロ2年目の2019年。故障続きで1試合も出場できず「自分で食事を作れば何にどれくらいのものが入っているかが分かる。外食を続けるよりは(体に)良い」と、食生活の改善を始めた。 20年に結婚した後も日々夫婦で台所に立ち、朝食は和食を中心に自ら用意する。インスタグラムでは「筋トレをした日はいつもよりたんぱく質を多めに取るようにしています」などと、レシピとともにアス飯を紹介している。 食材は低脂質、高たんぱく質にこだわり、魚、鶏肉、卵を積極的に取り入れる。「疲労が抜けにくかったり、胃がやられたりするようになった」と数年前から小麦の摂取を控え、米中心に変えた。現在は、体重の増量に取り組むが、良質な食事の効果もあり「体が重いと感じることもなく、動きやすい」と語る。福岡では、村上昌謙選手(32)と正GK争いをする中、9、10月には4試合連続無失点に貢献するなど、パフォーマンスは上向きだ。ピッチ外での隠れた才能からも目が離せない。【丹下友紀子】