韓国・サツマイモ価格も急騰…冬の「定番おやつ」が高嶺の花に
【12月25日 KOREA WAVE】韓国国内で年末に向けてサツマイモや小豆の価格が高騰し、冬場のおやつの価格に影響を与えている。 韓国農水産食品流通公社の食産業統計情報によると、19日時点で国内産の栗サツマイモの価格は10キロあたり3万6140ウォン(約3975円)。前年同時期から14.2%上昇した。前月比でも16.7%高い。 価格上昇の背景には今年のサツマイモ収穫量の減少がある。サツマイモは夜間の気温が低いほど成長が早い作物だが、今年は猛暑と昼夜の温度差が小さかった影響で作柄が悪く、出荷量が前年より15~20%減少したとされる。 冬の定番のたい焼きは小豆や小麦粉など材料、LPGガスといった光熱費の値上がりの影響を受けた。国内産の赤小豆価格は19日基準で40キロあたり79万4200ウォン(約8万7362円)となり、前年より73.7%上昇。輸入小豆も40%以上値上がりした。 小豆価格が高騰している原因も生産量の減少にある。韓国統計庁によると、国内の年間小豆生産量は2019年以降毎年減少し、昨年は5256トンで2017年(5001トン)以降最低水準となった。今年も7~8月の多雨の影響でさらに生産量が減少するとの見方が出ている。 業界関係者は「今年は10月まで平年より暑く、サツマイモの生産量が減少した。ただし、サツマイモは保存期間が長いため、小豆ほど価格が大きく変動することはないだろう」としている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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