フェンシング界の生粋の江戸っ子 松山恭助、金メダルの先に見据える「世界一の選手」…地元・台東区の壮行会に出席
フェンシングの男子フルーレでパリ五輪代表の松山恭助(JTB)が13日、地元の東京・台東区で行われた壮行会に出席。地元ファンらを前に「これだけ多くの皆さんに見守られながら、サポートして頂きながらパリ五輪を目指すことができてうれしい。どれだけ自分が幸せかを実感できた」と語り、喝采を浴びた。 浅草生まれ、浅草育ちという生粋の“江戸っ子”。「小学校も中学校も、台東区。自分はとにかく、この町が好き。離れるという決断をしたことはなかった」と地元愛を語る松山は「(自分のことを)頑張っている近所の子、みたいに皆さんが接してくれてアットホーム。みんなフレンドリーで、特別扱いされることもない」と、心休まる場所の存在に感謝した。 男子フルーレは、昨年の世界選手権(ミラノ)で史上初めて団体金メダルを獲得。松山は主将としてチームをけん引し、個人でも3位で表彰台に登った。金メダル候補のパリへ、地元の期待も背に戦う。松山は「僕のフェンシング選手としての目標は、今年の夏に勝つこと。メダル、その先は金メダルになるけど、最大の目標は世界一のフェンシング選手になること。五輪に勝つことだけではなく、日本中、世界中が憧れるフェンシング選手になることが最大の目標。今後とも、フェンシング選手の松山恭助を応援していただけたらうれしいです」と、頼もしく語った。
報知新聞社