「勤続3年目」のアラサー社会人ですが、転職を検討しています。今の仕事を辞めた場合、「退職金」はどれだけもらえるのでしょうか?
退職金額を増やすために転職は思いとどまった方がよい?
紹介したように、勤続年数が増えるごとに退職金額が増えていくのが一般的です。3年ほどとはいえ、せっかく勤めているなら、もう少し働きスキルなどを磨いてから転職しても遅くはないと考える人もいるでしょう。勤続年数も5年が過ぎればスキルも退職金も増え、さらに転職の幅が広がる可能性もあります。 しかし、転職はタイミングも重要です。携わりたい業種や職種がほかにあったり、知り合いの紹介で確実に入社できたり、転職を検討している理由が明確であれば、実際に転職する価値が高まります。 特に、転職により年収の増加が見込める場合は、あと数年働き続けて数十万円の退職金が上乗せされるよりも、毎年の収入を増やしたほうがメリットは大きいでしょう。
勤続3年程度の人の退職金額は20~30万円が相場
転職により会社を辞める人は自己都合による退職となるため、退職金額はさほど多くはなりません。勤続年数3年ほどであれば、退職金額は20~30万円程度となるでしょう。その前に、勤めている会社に退職金の制度があるのか、また、自分に受給資格があるかなどの確認が必要です。 勤続年数が長くなれば退職金額も増えるのが一般的ですが、ほかに勤めたい企業や仕事がある場合や、年収が確実に上がる場合は転職の価値も高まるでしょう。 出典 厚生労働省 令和5年就労条件総合調査 結果の概況 退職給付(一時金・年金)制度 厚生労働省 退職手当の受給に必要な所要年数 りそな年金研究所 企業年金ノート 統計でみる退職金・企業年金の実態(2023年版)~大企業および中堅・中小企業の動向~ 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部