「ストーンヘンジが汚された」「ペンキの影響、推測不能」 学者らの怒り
英南西部にある世界遺産の古代巨大遺跡「ストーンヘンジ」に、環境保護団体「ジャスト・ストップ・オイル」のメンバーがオレンジ色のペンキを散布した問題で、考古学者や地元住民は怒りをあらわにした。ある学者は「このサーセン石は固いように見えるが、多孔性で、(コケなどの)珍しい地衣がついており、ペンキによる影響は全く推測できない」と述べた。 農家のティム・ドーさん(元ボランティア) 「(環境団体の)ジャスト・ストップ・オイルは、ストーンヘンジの石を『生気のない石』だと言うが、夏至の今夜、そしてそれ以外の日も多くの人々にはそれ以上の存在だ。神聖な崇敬の対象で、宗教的なものだ。汚され、冒涜されれば、心の中で変わってしまったと分かるのだ」 考古学者アマンダ・チャドバーン氏 「私はここで長年研究していて、この遺跡をよく知っている。(砂岩の一種)サーセン石は固いように見えるが、実は細かい穴がたくさん開いている。その上、非常に珍しい(コケなどの)地衣がついており、ペンキによる影響は全く推測できない」 (ナレーションなし)