KPOPだけじゃない!韓国の有名建築5選。安藤忠雄さんやザハ・ハディドの作品も
K-POPやドラマをはじめ、ファッションやグルメ、インテリアなど、世界中を熱狂の渦に巻き込むKカルチャー。多くの人を夢中にさせるカルチャーが生まれた韓国には、素敵な建築作品もたくさん存在します。韓国の現代的な美しい建築に触れて、カルチャーやアート、歴史をさらに深く体験してみませんか?今回は韓国旅行で一度は訪ねたい、韓国でおすすめの建築作品をご紹介します。 【写真集】韓国の有名建築。安藤忠雄さんやザハ・ハディドの作品も!
東大門デザインプラザ/ソウル
ソウルの新しいランドマークとして2014年3月に誕生した「東大門デザインプラザ」は、女性で初めてプリツカー賞を受賞したザハ・ハディドが設計しました。展示会やファッションショー、新製品発表会などが催されるトレンドの発信地にふさわしく、流線的なアルミパネルのフォルムが近未来を予感させます。 自然と人工の垣根を取り払うために試行錯誤を重ね、周囲の地形と調和させることを最優先したそう。最先端の技術を駆使し、周りの公園や情景に溶け込む建築物を実現しました。ふもとに広がる花壇には、LEDの薔薇たちが凛と天をあおいでいます。 住所:ソウル特別市 中区 乙支路 281
ミュージアム・サン/江原道(原州)
都会の喧騒から離れ、周りから孤立するように山中で佇む「ミュージアムSAN(サン)」は、韓国大手の製紙会社「ハンソル文化財団」の依頼を受け、安藤忠雄さんが設計した美術館です。 「SAN」は、「Space(スペース)」「Art(アート)」「Nature(ネイチャー)」の略。全体が美術館になるよう安藤氏が目指したように、総面積21,500坪に広がる広大な敷地で、空間、芸術、自然が美しく調和しています。 ミュージアム本館は、韓国の坡州(パジュ)石とコンクリートが組み合わされ、無機質な建物に窓から差し込む景色や光が自然とのつながりを教えてくれているようです。 住所:江原特別自治道 原州市 地正面 オークバレー2キル 260
ロッテリゾート扶余 百想園/扶余
「ロッテリゾート扶余 百想園」は、300以上の部屋を有し、ゴルフやレジャー、ショッピングなどが楽しめるリゾート施設です。韓国伝統家屋を包み込むように、アーチ状に大きな弧を描いた建物が建てられています。 扶余は百済の首都だった歴史があり、当時の文化遺産が多く残る地域。リゾートの建築を手掛けたキム・スンフェは、百済文化を残そうと、残された土器や石塔、高炉などから百済の建物を想像し、デザインの至るところでその要素が散りばめられています。 住所:忠清南道 扶余郡 窺岩面 百済門路 400