ミラージュ戦闘機墜落 頼総統、救助されたパイロットを見舞い/台湾
(台北中央社)空軍のミラージュ2000戦闘機(単座型)1機が訓練中に墜落した事故で、頼清徳(らいせいとく)総統は11日午前、中部・台中市内の病院を訪れ、救助されたパイロットを見舞った。頼氏は見舞い後の談話で「パイロットの安全は最も重要だ」とし、事故に関して各種の点検を行い、追って報告すると述べた。 国防部(国防省)や海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)などの発表によれば、戦闘機は10日午後8時35分ごろ、北部・新竹沖に墜落。パイロットは脱出に成功し、同10時39分ごろ、海巡署の巡視艇に救助され、台中市内の病院に搬送された。命に別条はないという。 頼氏は談話で国民に対し、国軍は国家を守るため、職務を全うするだけでなく、昼夜問わず訓練を行っていると説明。全力で国軍を支持し、国軍の後ろ盾となるよう呼びかけた。 (温貴香/編集:名切千絵)