フードデリバリー最大手の美団、香港進出から1年 3月の注文数で業界トップに
中国フードデリバリーサービス最大手「美団(Meituan)」が香港で運営する出前サービス「KeeTa」は、2024年3月の注文数で香港トップのプラットフォームに上り詰めた。市場調査会社「Measurable AI」が発表した最新データで明らかになった。 KeeTaは23年5月に香港市場に参入して以降、注文数を急速に伸ばし続け、24年3月の注文数に基づく市場シェアを44%とし、競合2社を抜いてトップに立った。競合する「Foodpanda(フードパンダ)」のシェアは35%、「Deliveroo(デリバルー)」は21%だった。
新型コロナウイルス流行の影響で、香港の出前需要は大幅に増加した。しかし、香港に早くから進出していたFoodpandaとDeliverooは、価格の高さや配達状況の不安定さ、選択肢の少なさなどの弱みを解消できていなかった。Measurable AIは、新規参入したKeeTaが香港の出前市場の健全な成長を促していると指摘した。 (36Kr Japan編集部)