高校野球の”最強校”だが…プロで苦しむ大阪桐蔭戦士(6)すでに3球団渡り歩いているが
現在、全国屈指の名門といっても過言ではない大阪桐蔭高。今夏の甲子園では2回戦で姿を消したが、プロで活躍する選手を多く輩出している高校だ。その一方、大阪桐蔭高でエースやクリーンナップを務めた実績がありながら、プロでは鳴かず飛ばずの選手も少なくない。ここでは、プロで苦しむ大阪桐蔭出身の選手を紹介する。 【表】夏の甲子園2024 組み合わせトーナメント表
香月一也
投打:右投左打 身長/体重:176cm/83kg 生年月日:1996年4月16日 経歴:大阪桐蔭高 ドラフト:2014年ドラフト5位 大阪桐蔭高のクリーンナップとして活躍した香月一也。今季でプロ10年目となるが、未だに一軍での活躍はできていない。 大阪桐蔭高では、夏の甲子園に2回出場。2年夏の甲子園では二塁手として出場し、打率.455(11打数5安打)と打撃力の高さを発揮した。しかし、チームは3回戦敗退となり、悔しい大会となった。 そんな中、3年夏も甲子園出場を果たすと、チームは全国制覇を達成。香月は同大会の全6試合で「3番・三塁」でスタメン出場し、打率.444(27打数12安打)、1本塁打、10打点と優勝に大きく貢献した。 その後、U-18の日本代表にも選出された香月。迎えたドラフト会議では千葉ロッテマリーンズから5位指名を受け、プロ入りを果たした。 しかし、プロ入り後は打撃が沈黙した。高卒5年目にはプロ初本塁打を記録したが、同年も26試合の出場で打率.152、1本塁打、3打点と振るわず。 翌2020年9月には澤村拓一とのトレードで、読売ジャイアンツに移籍。すると、2021年には39試合に出場し、打率.203ながらも3本塁打、6打点をマークした。だが、きっかけを掴むことはできず、昨オフには戦力外となった。 今季からは育成選手としてオリックス・バファローズでプレーしているが、ファームでも打率は2割台前半。果たして、ここから巻き返すことはできるのだろうか。
ベースボールチャンネル編集部