友人がご祝儀に「5万円」包んでくれました。「3万円」が一般的だと思うのですが、多い分“お返し”などは必要でしょうか? そのまま受け取って問題ないのですか?
幸せになれると言われる「ジューンブライド」にちなんで、6月に結婚式を挙げたいと思う人もいるのではないでしょうか。結婚式を挙げるとご祝儀をもらうことがほとんどだと思います。 ご祝儀額の相場は関係により異なりますが、「友人からのご祝儀が5万円も包まれていた」など、相場と違うご祝儀額にびっくりすることもあるかもしれません。このように通常よりも多くご祝儀をもらった場合、どのように対応したらよいのでしょうか。 本記事では、結婚式のご祝儀平均額と、ご祝儀を多くもらった場合の対応方法について解説します。 ▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?
1年間の挙式・披露宴の平均参列回数
20代になってしばらくすると、「今年は結婚ラッシュみたい」「今月は結婚式が重なってご祝儀代がかさむ」といった声を聞く機会もあるかもしれません。 一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会の調査によると、年代別の「年間平均挙式・披露宴参列回数」は図表1のとおりです。 図表1
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会(全互協) 祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)を基に筆者作成 図表1を見て分かるとおり、20代が最も年間参列回数が多い結果となり、次いで30代、40代となっています。年代が若いほど参列回数が多いと言えるでしょう。さらに50代以上になると年に1回程度の参列となり、3回以上参列する割合はかなり少なくなっていることも分かります。 まだあまり収入の多くない20代に、複数回の結婚式のご祝儀を用意するのは大変、という人も少なくないのではないでしょうか。
友人の結婚式に出席する際のご祝儀の平均額
続いて、友人の結婚式に出席する際のご祝儀の平均額を見ていきましょう。同調査によると、友人の結婚式に参列する場合のご祝儀の平均額は「3万960円」となっています。なお、友人に対するご祝儀金額の回答別の割合は以下のとおりです。 3万円:83.4% 5万円以上:6.7% 2万円:3.3% その他:6.6% この結果からも分かるように、友人の結婚式のご祝儀相場は3万円が一般的だと言えます。事例のように、友人の結婚式で5万円以上のご祝儀を渡している人は全体の6.7%とかなり少数です。