クリスマス飾りの「ナンキンハゼ」探しています 京都のNPO、材料集めの協力募る
里山保全に取り組む京都府京田辺市のNPO法人「やましろ里山の会」が、子どもたちが自然に親しむワークショップのため、材料集めへの協力を呼びかけている。 同会は20年以上にわたり、環境保全を担う人材を育てようと里山で遊ぶ楽しさを伝える企画を催してきた。例年秋に松ぼっくりなどを使ったクリスマス飾り作りを行っているが、会員の高齢化で材料集めが難しくなってきた。保管していた材料も少なくなり協力を呼びかけることにした。 集めているのは京田辺市の木で、庭木などに用いられるナンキンハゼの白い実。山村武正事務局長(84)は「子ども時代に自然で遊ぶ楽しさを知って、里山の環境を考えられる大人になってほしい。剪定(せんてい)の際に実のついた枝を捨てずに届けてもらえたら」と話す。問い合わせは同会0774(64)4183。