「一日でも早く捕獲して安全な山に―」八甲田山系に「箱罠」設置 青森・クマによる女性死亡事案
クマに襲われた女性が死亡し、入山が規制されている青森県の八甲田山系では1日、青森市がクマを捕獲するための罠を設置しました。 【写真を見る】約1.5mほどのクマを捕獲できる「箱罠」と設置場所の地図 1日は、午後1時半から青森市の職員や猟友会が現場周辺の登山口の近くに集まり、トラックで入山規制が行われている八甲田山系に「箱罠」を運びました。 市によりますと、箱罠は6月25日に女性が襲われて死亡した現場の周辺や、持ち物のおにぎりが奪われた現場周辺の2箇所に設置されたということです。 箱罠は、約1.5mほどと見られる人を襲ったクマを捕獲できるサイズです。 市の職員は今後、少なくとも3日に1度、罠の中身を確認するということです。 青森市環境部 柴田一史次長 「一日でも早く捕獲をして、安全な山にもどしていきたいと考えています」 青森市では2日も、新たに2台~3台の「箱罠」を設置する予定です。 現場周辺の入山規制は人を襲ったクマが捕獲されるまで当面の間続きます。
青森テレビ