<速報>イチロー、8試合12打席ぶりのヒットで3000本へ王手!
マーリンズのイチロー外野手(42)が6日(日本時間7日)、敵地のコロラド・デンバーで行われたロッキーズ戦の8回に代打出場して三塁への内野安打を記録。実に8試合、12打席ぶりのヒットで、いよいよ史上30人目の通算3000安打に王手をかけた。 7試合連続でスタメンを外れたイチローだったが、3-12で迎えた8回に先頭のスタントンの打席に代打チャンスを得た。マイアミの地元紙に「プレート(打席に入る意味)に向かう度にプレッシャーを感じている。今までと違う種類のプレッシャーだ」と心情を告白していたが、この日はロッキーズの右腕、ライルズに対して、バットをポンと合わせた打球が、三塁のベース寄りを襲うゴロになった。ロッキーズの三塁手は、3年連続ゴールデングラブ賞を獲得しているアレナド。その名手は素手で取ったが、一塁への送球よりもイチローの足が勝って内野安打となった。イチローらしい技ありのヒットが、2999本目のヒットにかわった。 イチローは、そのままスタントンに代わって、ライトの守備につき、この回、マーリンズが2点を奪う猛攻を続けたことで、運よく9回無死一塁から、この日、2度目の打席が巡ってきた。 マウンドにはオバーン。大記録に王手がかかっていることを知っているスタンドからは大きな拍手と歓声が沸き起こった。イチローの打球は、バウンドしてセンター方向へ向かったが、ジャンプしたオバーンがグラブに当てて落とした。グラウンドに膝をつきながらボールを拾い上げてスローするオバーンと、イチローの足との競争になったが、間一髪、送球の方が勝り、イチローは、一気に3000本を決めることができなかった。