碇元(田検中)鹿児島県代表メンバー入り 全国都道府県対抗男子駅伝出走
19日に広島市である天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会(日本陸上競技連盟主催)の鹿児島県代表チームを決める最終選抜レースがこのほどあり、中学生の部で田検中3年の碇元瑛太(15)が優勝して、県代表のメンバー入りを果たした。大会当日は2区の中学生区間(3・0㌔)に出走を予定している。 碇元は同中のバレー部所属。身長167㌢。スパイカーとして持ち前の跳躍力を生かしてチームの原動力っている。バレーがメインで練習がない日は陸上の練習に取り組み、「他校との合同練習や一日約3~6㌔程度走り込んでいる」という。 昨年の県中学総体で碇元は3年の1500㍍で準優勝し、全国大会参加記録も突破して、全国大会にも出場した。都道府県対抗の予選会は昨年11月末にあり、中学生は碇元が優勝。中学生出走枠の3人(補欠1人)の1人に選ばれ、年末合宿(12月29~31日、鹿児島)を経て、4日の最終選考レースでも優勝し、県代表として出場権を得た。現在は本番に向けて実際に走る予定のコースの動画を見ながらシュミレーションするなど最終調整をしている。 同校のバレー部顧問で陸上も指導している有田雄介顧問(39)は「潜在能力が高く、バレーメインにしながらの陸上練習。2年時にも彼は都道府県駅伝の年末合宿と選考レースに参加していた。県代表として全国出場できるのは名誉なこと」などと語った。 レースを前に碇元は「不安も緊張もあるけど、自分の力を出して中学最後のレースを楽しみたい」と語り、「自己ベストの8分44秒を上回る8分40秒での更新と区間順位8位以内を目指したい」と意気込んだ。 碇元は15日に奄美を出発。16日朝にチーム合流後、広島入りする予定。