『ジョーンズカップ』を終えた男子U22日本代表、網野HC「5年後、どんなチームと対戦しても勝つことができる状態に」
3連勝するも、その後4連敗と失速
日本バスケットボール協会は7月22日、チャイニーズ・タイペイで7月13日から21日に開催された『第43回ウィリアム・ジョーンズカップ』を戦い抜いた男子U22日本代表の結果を発表した。 初戦のチャイニーズ・タイペイAとの試合では、木林優(長崎ヴェルカ)が3ポイントシュート4本を含む28得点を挙げ、渡邉伶音(福岡大学附属大濠高校)が13得点、16リバウンドとインサイド陣が奮闘したが、65-85で敗れた。続くFuture Sports Basketball Team(アメリカ)戦に67-63で競り勝ち、初勝利を挙げると、BSBL Guardians(オーストラリア)、アラブ首長国連邦を下し、3連勝を記録。これで勢いに乗りたかった日本だったが、続くウクライナ戦ではオフェンスが機能せず47得点に封じ込まれると、その後は大量失点が響き4連敗を喫した。 日本は9日間で8試合というタイトな大会を3勝5敗、9チーム中6位で終えた。木林が平均12.7得点でチームハイを記録し、武藤俊太朗(明治大学)がチーム最多となる12本の3ポイントシュートを50%の高確率で決めた。また、渡邉は平均8.9得点、6.4リバウンド(チームトップ)、3ポイントシュート8本を成功させるなど、最年少ながら存在感を示した。 チームを率いた網野友雄ヘッドコーチは以下のように大会を総括した。「試合を重ねることでいろんな情報を入手し、少しずつ理解した上でどうチャレンジしていけば良いかが分かってくると戦うマインドも違ってきます。この機会を1回だけにしてしまっては意味がありません。今後も継続的に参戦することで、5年後にはU22日本代表でも、どんなチームと対戦しても勝つことができる状態にしていくことがベストだと感じました」 ■試合結果 日本 65-85 チャイニーズ・タイペイA 日本 67-63 Future Sports Basketball Team(アメリカ) 日本 76-65 BSBL Guardians(オーストラリア) 日本 82-78 アラブ首長国連邦 日本 47-63 ウクライナ 日本 79-92 Strong Group Athletics(フィリピン) 日本 72-79 Malaysia Hariman Men(マレーシア) 日本 75-80 チャイニーズ・タイペイB ■男子U22日本代表13名 黒川虎徹(PG / 175cm / アルティ―リ千葉) 木林優(PF / 200cm / 長崎ヴェルカ) ジャンローレンスJr・ハーパ(PG / 180cm / 東海大学) 浅井英矢(PF / 197cm / 筑波大学) 佐伯崚介(SG / 185cm / 白鷗大学) 佐藤涼成(PG / 173cm / 白鷗大学) 新井楽人(SF / 190cm / 日本大学) 介川アンソニー翔(PF / 196cm / 専修大学) 境アリーム(C / 198cm / 白鷗大学) 小澤飛悠(PF / 190cm / 日本体育大学) 武藤俊太朗(SF / 190cm / 明治大学) 長谷川比源(PF / 199cm / 神奈川大学) 渡邉伶音(C / 204cm / 福岡大学附属大濠高等学校)
バスケット・カウント編集部