年の瀬の「アメ横」正月の買い物客と観光客で賑わい 外国人が増加、200万人の人出予想
年の瀬を迎えた30日、東京・上野のアメ横商店街は、正月用の食材を買い求める客や外国人観光客らでにぎわった。 【写真】カニを販売する店。威勢の良い声で買い物客らを呼び込んでいた 約400店が軒を連ねる通りには、海産物や果物などが店頭にずらりと並び、「安いよ。安いよ~」と威勢の良い声が響き渡った。アメ横商店街連合会によると、今年は27日から31日までの人出が約200万人と、コロナ禍前を上回る見込みという。 訪日外国人観光客の増加に伴い、アメ横商店街でも外国人客の姿が目立った。年末は日本人客も増えるが、それでも5割ほどは外国人が占めるという。正月用の食材を販売する店のほかに、観光客向けにケバブやスイーツなど食べ歩きできるファストフードを販売する店も多い。 千葉県松戸市から訪れた入間川(いりまがわ)英幸さん(60)は「カニとマグロを買いました。正月に遊びに来る子供たちに振る舞います」と話した。(相川直輝)