春高バレー 近江、足利大付にストレート勝ち 両レフトが躍動、2回戦突破
「ジャパネット杯 春の高校バレー」として実施する第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会は6日、東京体育館(東京都渋谷区)で男女の2回戦32試合が行われた。県代表の男子・近江は足利大付(栃木)にストレート勝ちをおさめた。7日の3回戦は金光学園(岡山)と対戦する。 【トーナメント表】第77回春高バレーの男女別組み合わせ 近江は第1セット、エースの村西寛太(3年)や草野烈(1年)の両レフトから繰り出すスパイクが決まり、得点を重ねた。守備も堅い。組織的なディフェンスで相手スパイクを何度もブロック。序盤以降リードを許さず、試合を制した。 第2セットは序盤にリードを許したが、チーム内で「勝ち急がずに自分たちのバレーを」と声を掛け合い、中盤に同点に追いつき、以降はシーソーゲームの展開に持ち込んだ。 拮抗(きっこう)した展開を切り開いたのは両レフトからの攻撃。村西と草野の強烈なスパイクが立て続けに決まり、最後の25点目はエース村西が決めきった。 エースとともに勝利に貢献したチーム期待のホープ、草野は「春高はテレビで見ていた夢の舞台。緊張して体があまり動かなかったが、次の3回戦からは楽しんでいる姿を見せたい」と意気込んだ。 近江・太田勝之監督「初戦で選手は少し動きが硬かったが、集中してよいゲームができた。自分たちのやってきたことを徹底していきたい」