「PC-8001」誕生40周年 NEC PCが記者会見(全文1)個人がコンピュータを使う時代に
NECパーソナルコンピュータは5日午後、「PC-8001」誕生40周年を記念して記者会見を開いた。 【動画】「PC-8001」誕生40周年 NECが記者会見(2019年8月5日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「PC-8001」誕生40周年 NECが記者会見(2019年8月5日)」に対応しております。 ◇ ◇
ベネット社長のあいさつ
司会:皆さま、本日はお忙しいところお集まりいただきましてありがとうございます。ただいまよりNEC、PC-8001、40周年記念の記者会見を開催させていただきます。私は司会をさせていただきますNECパーソナルコンピュータ、広報の鈴木でございます。 1979年にPC-8001が登場しましてからちょうど40年ということで、今年はその40年目の年でございますが、このたび40周年の記念モデルの発売の準備が整いましたので今週このように発表会の場を設けさせていただいた次第でございます。それではまず初めに、NECパーソナルコンピュータ代表取締役執行役員社長のデビット・ベネットのほうよりごあいさつをさせていただきたいと思います。それではデビットさんよろしくお願いします。 ベネット:皆さんこんにちは。NECパーソナルコンピュータのデビット・ベネットです。よろしくお願いします。本日お集まりいただき本当にありがとうございます。これまでの40年間、マスコミの皆さんに応援していただいて本当にありがとうございました。これからもNECをよろしくお願いいたします。 さて、今日はNECのパソコンのhistory、today、futureの3つのお話をさせていただきたいと思います。まずはhistoryからお話ししましょう。これは、この記者会見のインビテーションに書いた言葉なんですけれども、このころのコンピュータはエキスパートしか使えなかったものでした。まだコンピュータを使ってない会社もたくさんありました。個人がコンピュータを持つことなんてことは、誰も想像できなかった時代です。 ところが、面白いことに1979年にはいろいろなものが生まれた年なんです。自動車、電話、ウォークマン、インベーダーゲーム、そしてガンダムも1979年です。こんなふうに、その後の世界でブームをつくるものがたくさん生まれた年です。ちなみに私も1979年の生まれです。メイド・イン・ジャパンじゃないんですけれども。そして、この当時もう1つまだまだ遠い存在だったパソコンの世界にも、あるものが生まれました。それがPC-8001です。 それまでキットだったPCが、メーカーがすぐに使えるものとして出しました。PC-8001が出たことで、日本でも個人がコンピュータを使う時代になりました。あと、日本でパーソナルコンピュータという言葉が、製品に使われたものはこの8001が初めてです。