「日本株」のヒントは「オリエンタルランド」にあった…!個人投資家の命運を握る「モノ言う株主が買った銘柄」を徹底的に分析してみた!
モノ言う株主の攻勢が始まった!
3月を期末とする本決算発表もピークを越え、その後の株主総会の開催が視野に入ってきた。 【一覧】「サバイバル相場」を生きのびる、プロが厳選した「珠玉の43銘柄」! 毎年この時期になると、いわゆるモノ言う株主としてのアクティビストの動きが活発化し、市場で大きな話題となるのが恒例行事だ。 アクティビストは、企業に対して株主の利益にかなう様々な提案を行うファンドだ。自身の保有する株価が効率よく上昇するために行うので、この動きに便乗できれば、株価の上昇が期待できるはずだ。 すでに、足元でも国内大手のストラテジックキャピタルなどが複数の企業に対して経営改善や自社株買いの実施などの圧力をかけ始めており、総会の開催前に水面下での攻防は始まっているようである。 今回は、そんなアクティビストが株主提案をしそうな銘柄を探していこう。
京成電鉄「オリンタル株」にアクティビストが噛みついた!
アクティビストによる株主提案の中でも、最近特に話題となったのは、イギリスの投資ファンドのパリサー・キャピタルによる京成電鉄への株主提案だろう。 多くのメディアで報道されているために詳細は割愛するが、提案内容の中心は「保有するオリエンタルランド株を減らすことを、6月の定時株主総会の議案として提出せよ」というものだ。昨年10月の時点で、20%の保有比率を15%にまで引き下げることを要請しており、3月26日にあらためて京成電鉄側へと書面で送付したようだ。 古くから、京成電鉄とオリエンタルランドのいびつな関係性は広く知られており、日本株投資にかかわる人間にとっては常識のようなものであるが、「動くことはないだろう」というあきらめからか、延々と放置され続けてきた。 実際に、京成電鉄の取締役会でこの提案は拒否されている。 しかし、パリサー・キャピタルは4月24日にもあらためて書面で同提案の実施を催促し、両者の対決姿勢は強まってきている。 当初の報道が出た直後は一時的に株価が上昇したものの、着地が不透明な状態になりつつあるためか、その後の株価は軟調に推移している。 図:京成電鉄の株価(対TOPIX)の推移
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