水中からブリ贈呈、運動会まで!ユニーク入社式で企業の個性を発信
春の暖かな日差しが降り注ぐなか、全国各地で入社式が行われました。中部エリアでは、三重県『鳥羽水族館』恒例の“水中入社式”をはじめ、施設や地域の特性を活かしたユニークな入社式が続々と実施。新社会人たちはさまざまな形でエールを受け取りました。
代表的なクルマが集結!トヨタ自動車の入社式
トヨタ自動車では、1,464人の新入社員がピカピカの作業着に身を包み、入社式に臨みました。トヨタ自動車の入社式といえば、ずらりと並んだクルマの展示!今年は、各工場で生産される代表的なクルマや豊田章男会長の愛車など13台が新入社員を出迎えました。
「トヨタ自動車」の佐藤恒治社長は、「最初に見た風景というのは忘れないものですから、その記憶にクルマが残っていててほしい」と話し、続けて「非常にエネルギッシュな、勢い感じる新入社員の方々ですので、いろんな挑戦をしていく上で心強く思いますし、ワクワクしています」と、新入社員へエールを送りました。
水中入社式からブリ贈呈まで!企業の個性を体感
さまざまな企業で、個性豊かな入社式が開催。三重県の『鳥羽水族館』で行われたのは、毎年恒例の“水中入社式”。水中にスーツ姿の新入社員が登場し、代表の新入社員が、水の中で辞令を受け取ります。 辞令を受け取る役目を担う新入社員は、「代表で辞令を受け取ることになったので、浮かないように沈まないように頑張りたい」とコメント。その宣言通り、水中でうまくバランスをとり、辞令を受け取ることに成功しました。
三重県尾鷲市の『尾鷲市役所』にも、新たに10人の職員が仲間入り。加藤千速市長から新規採用職員へ辞令が手渡されると、部屋の外から「ブリ、入りまーす!」と威勢の良い声が。登場したのは、市の魚に指定されているブリ。成長するにつれて呼び名が変わる“出世魚”でもあることから、尾鷲市では新規採用職員への激励としてブリが贈呈されるのです。
ちなみに、市の“発展”を願って、80㎝で8㎏のブリを用意するこだわりぶり。ブリを受け取った新規採用職員は、「あまり一匹を持つことがないので、ブリの重さとともに責任の重さも感じました」と話し、「ブリのように大きく成長して、市民のみなさまとの“ブリッジ”になれるように頑張ります」と、ブリにちなんだ意気込みを述べました。