【山口県】がんのサポート知ろう 周公大で「がん晴るフェア」
「がん晴るフェア in 周南市」が15日、周南市の周南公立大学の新校舎1階のウェルビーイングスクエアで開かれた。がん患者を支援する団体の活動や、がんの当事者ががん患者やその家族を支援するピアサポートなどを紹介するイベント。 会場内には各団体のブースが並び、ステージではトークがあった。スタッフ含めて200人が参加した。 NPO法人しゅうなんまちなか保健室(小野薫理事長)の主催、同大学地域健康交流研究センターの共催。 県内でがんの情報発信などに取り組むポポメリー▽防府市で活動しているがん患者と家族の会「にじいろ」▽日本オストミー協会山口県支部や、明治安田生命、中国地方臨床宗教師会などがブースを出展。抗がん剤治療で髪の毛などが抜けた人のためのウィッグ、乳がん手術後の下着、パッドなども展示した トークは臨床宗教師の活動、がん支援のための緩和ケアの説明や、がんの当事者の体験談などがあった。がんを告知された患者が直面する悩みや、がんについて語り合う患者サロンの必要性、早期検診の大切さなどが語られた。 周南市大神のおのクリニックの院長でもある小野理事長は「医療従事者でも知らないことが多いので、いろんなことを一つひとつ、知ることが重要」と、フェア開催の意義を話していた。