『虎に翼』涼子と玉が「腹心の友」になった一方で優未は「友達になるのは難しい」…優未が示した<友達>のあり方に視聴者「言語化スゴすぎる」「強い。でも切ない」「焦らずに」
◆7月25日の『虎に翼』 現在放送中の伊藤沙莉さん主演・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。第17週「女の情に蛇が住む?」の84回が7月25日に放送され、話題になっています。 明日の『虎に翼』。玉の将来を奪ったのは自分だと悩んでいた涼子。そこで寅子は二人に… *以下、7月25日放送内容のネタバレを含みます。 優未(竹澤咲子さん)と稲(田中真弓さん)に留守番を頼みライトハウスにやってきた寅子は、玉(羽瀬川なぎさん)と涼子(桜井ユキさん)が正面から話し合えるように手を打つ。 玉は自分がいるせいで、涼子が好きなことができないのではとずっと悩んでいた。 涼子は母・寿子(筒井真理子さん)が亡くなる際に残した言葉を打ち明けてーーといった話が描かれました。
◆あらためてあらすじ 今回のお話で涼子にとって玉という存在が、負担などでなく、むしろ「宝物」であったことが語られました。 玉が英語で「あなたなしの人生は考えられない。私の親友になってくれませんか?」と涼子に語り掛けると、涼子も「あなたはもう親友ですよ」と英語で答え、二人は涙ながらに抱き合いました。 一方、ドラマの冒頭にて、女の子二人と学校からの帰り道を歩いていた寅子の娘・優未。 そこで女の子たちが、先生からの「優未の友だちになってあげて」といった指示に従い、やむなく優未と一緒にいたことが判明。 後ろから様子を見ていた寅子はつい口をはさみそうになりますが、優未は「声をかけてくれてありがとう。でも…お互い無理をしても誰も幸せじゃないし。そこから友達になるのは難しいと思う。誰のせいでもないよ。だから、もう一緒にいなくていいよ。ありがとね」と言い、その場から一人で歩きはじめるのでした。
◆ネットの声 友だちという存在について考えさせられる内容となった今回。 玉が”腹心の友”と言い表せる「my bosom friend」を用いて涼子にその心の内を伝えた感動的なメッセージだけではなく、優未が女の子たちに告げた言葉にも感じ入る視聴者が多かったようです。 ネットでは「友達の意味を考えさせられる」「しっかり意思を伝えながらも、二人の女の子を悪く言うわけでもない断り方。見習いたい(笑)」「ハッキリ言語化できた優未はスゴイ。でも切ないな…」「母親として目にしてしまうと辛いよね。口を出さずに耐えた寅子は立派」「仰る通り、友達は無理に作るものではないよね。焦ることない!」といった声が交わされていました。 朝ドラ通算110作目となる『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんがモデル。昭和の法曹界を舞台に、激動の時代を描いたリーガル・エンターテインメントです。 仲野太賀さんや石田ゆり子さん、松山ケンイチさんらが出演し、尾野真千子さんが語りを、脚本は吉田恵里香さんが担当。 主題歌『さよーならまたいつか!』は米津玄師さんが手掛けています。
「婦人公論.jp」編集部
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