J2最後に笑うのは? 白熱の“J1自動昇格&プレーオフ争い”が決着 横浜FC、長崎、山形、千葉、仙台がクライマックス
サッカーJ2リーグは、全38節中37節を消化。10日(日)に第38節の10試合すべてが午後2時に開催。2位に与えられるJ1自動昇格、3位~6位までに与えられるJ1昇格プレーオフのゆくえは、大混戦のまま最終戦での決着となりました。 【一覧】最終節前のJ2順位表 J1自動昇格の枠のひとつは、すでにJ2優勝を決めた清水エスパルスが獲得。最後の自動昇格の枠を、横浜FC(勝ち点75)とV・ファーレン長崎(勝ち点72)で争います。 【J1自動昇格の条件】 ◆横浜FC ・引き分け以上 ・敗戦→長崎引き分け以下 ◆長崎 ・勝利→横浜FC敗戦 条件的には勝ち点3を上回る横浜FCが圧倒的優位。引き分け以上でJ1自動昇格が決定、さらに長崎が勝利しなければその時点でも決定します。長崎が大逆転でのJ1自動昇格を決めるには、自らの勝利に加え、横浜FCの敗戦が条件となります。 しかし横浜FCは、最近のリーグ戦で苦戦。J1昇格王手から2敗1分けと失速しての最終戦。流れに乗れないチーム状況の中、敵地で9位レノファ山口FC戦を迎えます。対する長崎は、4連勝と勢いに乗ってのホームで17位愛媛との最終戦。チケット全席完売となったホームのアドバンテージを生かし、まずは絶対条件である勝利を目指します。 そしてもうひとつ、し烈な争いとなっているのがJ1昇格プレーオフの枠。決定した3位~6位の4チームがトーナメントを行い、勝利した1チームが最後のJ1昇格の切符をつかみます。この枠の2つは、すでに横浜FC or 長崎、そしてファジアーノ岡山で決定。残りの2枠をモンテディオ山形(勝ち点63)、ジェフユナイテッド千葉(勝ち点61)、ベガルタ仙台(勝ち点61)で争う形。3チームとも自力でプレーオフ進出を決められる状況にあります。 【J1昇格プレーオフ進出の条件】 ◆山形 ・引き分け以上 ・敗戦→仙台引き分け以下 ◆千葉 ・勝利 ・引き分け→仙台引き分け以下 ・敗戦→仙台敗戦 ◆仙台 ・勝利 ・引き分け→山形勝利 ・敗戦→山形勝利 山形と千葉が最終戦で直接対決。ホームの山形は引き分け以上、アウェーの千葉は勝利でプレーオフ進出決定。そしてホームで15位大分トリニータと対戦する仙台も勝利で決定します。3チームともそれ以外の結果になれば、他チームの結果に順位が左右される状況。山形と千葉は直接対決に敗れると一気にプレーオフ圏外に落ちる可能性。仙台は得失点差で不利なため、引き分け以下になると山形の勝利を願わなければいけません。スコアが動く度に、めまぐるしく順位が変わる展開となっています。 【J2第38節カード】※左がホームチーム 仙台-大分(10日午後2時、ユアテックスタジアム仙台) 秋田-藤枝(10日午後2時、ソユースタジアム) 山形-千葉(10日午後2時、NDソフトスタジアム山形) いわき-群馬(10日午後2時、ハワイアンズスタジアムいわき) 栃木-徳島(10日午後2時、カンセキスタジアムとちぎ) 甲府-水戸(10日午後2時、JITリサイクルインクスタジアム) 清水-熊本(10日午後2時、IAIスタジアム日本平) 山口-横浜FC(10日午後2時、維新みらいふスタジアム) 長崎-愛媛(10日午後2時、PEACE STADIUM Connected by SoftBank) 鹿児島-岡山(10日午後2時、白波スタジアム)