本場・韓国でキムチがピンチ…白菜価格高騰、飲食店があちこちで悲鳴
【10月02日 KOREA WAVE】「品質にこだわって国産の白菜を使ってキムチを作っている。でも、最近の価格急騰でキムチを作るのがますます困難になった」 9月26日、ソウル市鐘路区(チョンノグ)の飲食店街で、飲食店を20年以上営む男性が最近の白菜価格の上昇を嘆いた。男性は同日、白菜3玉を9万ウォン(約9900円)で購入したという。 他の飲食店の従業員もキムチを「金のキムチ」と表現し、その価格高騰に頭を抱えている。白菜の値上がりにより、中国産を使い始めた店も増えている。しかし、店主らは「中国産は味が異なる。国産キムチにこだわりたい」と述べている。 白菜価格の高騰は今夏の猛暑が原因とされ、特に主産地である江原(カンウォン)地域で、適正な栽培温度を超える日が続いたことが影響している。 韓国政府は供給を増やすために、中国産の白菜16トンを輸入する計画を発表している。 飲食店経営者らは価格高騰に対する根本的な対策を求めており、中国産キムチの味に対する不満も引き続き強い。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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