【アカデミー賞】「君たちはどう生きるか」で受賞した宮崎駿監督は2度目の受賞。 歴代日本人ノミニーを振り返り
黒澤明/監督(1952年、1972年、1976年、1986年)
巨匠中の巨匠にして、日本人初のアカデミー賞受賞者である“世界のクロサワ”。1952年、『羅生門』で名誉賞(現在の外国語映画賞にあたる)を受賞。自身の名はもちろんのこと、今作で用いられた「ひとつの事象を複数の視点から描く方法」は“ラショーモン・スタイル”“ラショーモン・アプローチ”として国際的に知られるようになった。監督はこのほか、『どですかでん』(1972)、『デルス・ウザーラ』(1976)、『乱』(1986)などでノミネートや受賞を複数回果たしている。
菊地凛子/俳優 (2007年)
2007年、『バベル』で助演女優賞にノミネートされ、一躍スターダムをかけのぼった菊地凛子。言葉が話せない役を演じてアカデミー賞ノミニーとなった、歴代5人目の女優でもある。その後もメガヒット作『パシフィック・リム』シリーズなどに出演、日本を代表する女優に。
市川昆/監督(1958年)
日本映画の黄金期を牽引した名監督は、1958年に『ビルマの竪琴』で外国語映画賞にノミネート。ちなみに今作は、1985年にも市川監督の手により再び映画化されている。