【アカデミー賞】「君たちはどう生きるか」で受賞した宮崎駿監督は2度目の受賞。 歴代日本人ノミニーを振り返り
現地時間3月11日(月)に開催する第96回アカデミー賞。受賞者発表を前に、歴代の日本人ノミニーたちをここでおさらいしてみて。 【写真】アカデミー賞2024の受賞結果を速報!
宮崎駿/監督(2003年、2006年、2014年、2024年)
ご存じスタジオジブリの宮崎駿監督は『君たちはどう生きるか』(2023)で、米国アカデミー賞の長編アニメーション映画賞に4度目のノミネート。そして『君たち~』で2度目の受賞という快挙を成し遂げた。 過去に2003年、第75回アカデミー賞において『千と千尋の神隠し』で長編アニメーション映画賞を獲得。同作は、2020年の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』に抜かされるまで17年間、日本映画の歴代興行収入1位を誇った。その後も『ハウルの動く城』(2006)、『風立ちぬ』(2014)などでもノミニーに。
山崎貴/監督(2024年)
2024年の第96回アカデミー賞にて、映画『ゴジラ-1.0』が邦画として初めて視覚効果賞にノミネート。予算規模が全く異なる、莫大な制作費用をかけたハリウッド大作の他候補と肩を並べただけでも偉業とっていい。高い技術を誇るVFX制作と脚本を担った山崎貴監督は、2005年の『ALWAYS 三丁目の夕日』を手掛けたことでも知られる。
濱口竜介/監督(2022)
『ドライブ・マイ・カー』が2022年のアカデミー賞で4部門(作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞)にノミネートされ、国際長編映画賞を受賞。滝田洋二郎監督『おくりびと』(2009年)以来の快挙となった。また、日本映画が作品賞にノミネートされるのは本作が史上初。カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞し国際的にも評価が高い。
カズ・ヒロ/メイクアップアーティスト(2006年、2007年、2018年、2020年)
『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で、2018年度アカデミー賞のメイクアップ&ヘアスタイリング賞に3度目のノミネート&初受賞。2019年3月に米国の市民権を取得し、本名の辻和弘から、カズ・ヒロに改名。『スキャンダル』で、実在のキャスター扮するシャーリーズ・セロンらを変身させ、またもノミネートを果たした。
是枝裕和/監督(2019年)
『万引き家族』が高く評価され、第71回カンヌ国際映画祭では日本人史上4人目、21年ぶりの受賞となる最高賞パルムドールを受賞。2019年の第91回アカデミー賞で外国語映画賞ノミネーションを達成。