【全日本ロードレース第3戦直前!】水野涼+ドゥカティが初優勝なるか!? 立ちはだかるヤマハファクトリーの2台
Honda勢にも注目!転倒のDUNLOP長島はレースウイークまでの回復に期待
Honda勢では、公開テスト初日にトップタイムを記録したAstemo Honda Dream SI Racingの野左根航汰が調子を上げてきている。SUGOを得意とするHonda Dream RT SAKURAI HONDAの伊藤和輝も安定した速さを見せていおり、レースをかき回す存在になりそうだ。DUNLOP Racing Team with YAHAGIの長島哲太は、3コーナーでハイサイドで転倒。幸い骨折はなかったが、身体のダメージがあるため、レースウイークまでに、どこまで回復するかがカギとなりそうだ。また、開幕前のテストで負傷したTOHO Racingの清成龍一が復帰戦。JAPAN POST Honda Dream TPの高橋巧は初日の1本目ではトップタイムをマーク。走り始めはよかっただけにレースウイークでどこまで詰めてくるか!? スズキの雄、AutoRace Ube Racing Teamの津田拓也も自己ベストを更新しており、どこまでトップに迫ることができるか注目したいところだ。
ST1000、ST600、J-GP3も波乱の予感
ST1000クラスは、SDG Team HARC-PRO.の國井勇輝が好調をキープ。今回より2024年型Honda CBR1000RR-Rとなり、公開テストでは慣らしからスタートしながらも、他のライダーをリードする走りを見せた。総合トップは、Kawasaki Plaza Racing Teamの岩戸亮介が非公式ながらコースレコードを上回る1分27秒966をマーク。國井は1分27秒972で2番手となったが、好アベレージを記録。岩戸は、初日に転倒があったためロングランができていないのが不安要素だが、レースウイークでセットを詰め國井とトップ争いを繰り広げたいところだ。3番手タイムのDOGFIGHT RACING JDSの豊島怜も自己ベストを更新する速さを見せており、初表彰台はもちろん、トップ争いに加わりたいだろう。TOHO Racingの國峰啄磨、MOTOBUM HONDAの荒川晃大、Astemo Honda Dream SI Racingの作本輝介も上位に来るだろう。 ST600クラスは、squadr atigre tairapromotoの阿部恵斗が、ただ一人1分29秒台に入れる1分29秒692をマークし、アタマ一つ抜きん出ている。2番手以下は僅差で続き、激戦が繰り広げられそうだ。SUGOラウンドは、ST600クラスも2レース制となるだけにタイトルを争う上で重要なラウンドとなる。 J-GP3クラスはドライではTeam Plusoneの木内尚汰が、ウエットではMARUMAE DreamKitakyushu CPARISの大田隼士がトップタイムをマーク。ウエットでは転倒者が続出しただけにレースウイークのコンディション次第では、今までと違う展開もありそうだ。
佐藤“ことぶき”寿宏