冷え性の祖母のために「電気毛布」をプレゼントしたのに「電気代がもったいない」と電源を入れず使用しているそうです…毎日使ったら1ヶ月の電気代はいくらくらいでしょうか?
冬になると、寝具の寒さ対策をどのようにするか考える人もいるでしょう。「布団に入っていても寒さで夜中に目が覚めてしまう」などの悩みがある場合は、電気毛布がおすすめです。 しかし、一晩中電源をつけていると「電気代がかさむのではないか?」と気になって、使うことをちゅうちょしてしまうこともあるかもしれません。 本記事では、電気毛布を毎晩使った場合にかかる1ヶ月の電気代を始め、電気毛布のメリット・デメリットや上手な使い方についてご紹介します。 ▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算
電気毛布を毎日使った場合の1ヶ月の電気代は?
電気毛布にかかる1時間当たりの電気代は、「消費電力(キロワット)×電気料金単価」で計算できます。電気料金単価は電力会社などによって異なりますが、今回は公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている31円/キロワットアワーを使用します。 例えば、消費電力0.03キロワットの電気毛布の場合だと「0.03キロワット×31円/キロワットアワー=0.93円」が1時間当たりの電気代です。毎日8時間、就寝時に電気毛布の電源を入れたとすると、1日当たり7.44円、1ヶ月(30日)に換算すると223.2円かかります。 参考までに、就寝時にエアコンの暖房を8時間使用した場合の電気代と比較してみましょう。暖房時の消費電力0.45キロワットのエアコンを例に挙げた場合、1時間当たりの電気代は約13.95円になります。就寝時に8時間使用したとすると、1日の電気代は約111.6円、1ヶ月だと約3348円です。 今回の事例では「電気代がもったいないと言って電気毛布の電源を入れずに使っている」ということですが、エアコンと比べると、電気毛布の方が1ヶ月3000円以上、電気代が安く済む可能性があります。
電気毛布のメリット・デメリット
電気毛布には、電気代が安いこと以外にもさまざまなメリットがあります。布団を素早く暖められるので快適に眠れるようになることはもちろん、簡単に持ち運べるので就寝時以外のシーンでも活躍するでしょう。リビングで過ごす際に足元の冷たさが気になるときなどに、ひざかけ代わりに使用するのもおすすめです。 ただし、部屋全体は暖められないのでほかの暖房器具と併用する必要があることや、低温やけどのリスクがあることなどはデメリットといえます。また、長時間にわたって高温設定で使用すると、寝ている間の発汗量が増えて脱水症状を引き起こしてしまう可能性があるため、注意が必要な部分もあるでしょう。