【リニア】静岡・川勝知事が期成同盟会で『部分開業』主張へ 「2037年までに」発言は「2037年まで『なるべく早く解決』」の趣旨と説明
「下山した」と表現した理由は
川勝知事とは真逆の認識を示したのです。注目を集める「下山発言」について、15日の知事会見でも記者から質問が・・・。 静岡・川勝平太知事(15日) Q.どういう真意で「1回下山した」とおっしゃった? A.「2027年以降」と従来の方針をJR東海が変えられましたので、そして「静岡工区のせいでそうなった」と述べられておりますので、静岡工区の問題は、これは取水抑制、それから2回目の有識者会議における生態系への悪影響、それ以外にも、盛り土の問題があります。こうした事柄について、議論を聞いておりますと、工事を進めながらモニタリングしていけばいいと言うことになっている。しかし、工事をするには、工事ヤードがいるじゃないですか。工事ヤードは、どこにありますか? 西俣ですね。だいぶ前ですけれども、JR東海さん、資材の一部を運びこまれましたね。それが豪雨で全部流されて跡形もないでしょう今。その工事ヤードができてないので、工事をしながらモニタリングができないですよね。工事をするための、工事ヤードに行くための準備するべきことがあります。それはJR東海さんと、静岡市が結んだ、この三ツ峰落合線ができていない。これは三ツ峰落合線を通って、工事ヤードに資材等を運ぶという、そのためのトンネルでしょ? これが2018年6月に協定が結ばれてから、できてません。もう6年目になります。ですから、まずこれを6年間ほっておかれたことについて、JR東海と、新しい社長になりましたし、静岡も新しい市長になりましたので、これが6年遅れたことについて、どうするんだと。ですから、一番最初の一歩はですね、そこにまで「下山」をして、まず工事ヤードに行くための、三ツ峰落合線の整備、約束したとおり、なぜやらないのか、ここらへんのところ我々にも分かるように説明していただきたいと、突然そういう契約を結ばれたわけですから、そう思っていますが」 このように話し、「下山した」と表現した理由を明らかにしました。そのうえで、環境影響評価などについては、県としてもしっかりと議論をしていく姿勢を示しました。
「2037年までになるべく早く解決すればいい。これ以上でも以下でもない」
静岡・川勝平太知事(15日) 「こうしたもの(環境影響評価)は、可及的速やかにどんどんやらなきゃいけない。ただ、2027年というくびきはなくなったということだけは大きいと思っているので、短兵急に、もうやっつけ仕事で、もういいということは必要ない。きちっとやればいいと。それは別に遅くしろということではありません。しっかりとやればいいってこと。2037年までに、なるべく早く解決すればいいという、これ以上でも以下でもありません」 (1月16日放送)