「彼の分析は狂気の沙汰だ」積極補強のエンジェルスを酷評した米記者に、エ軍メディア不満爆発!「ミナシアンGMは評価されるべき」
2024年シーズンは球団ワーストの99敗を喫したロサンゼルス・エンジェルスが、積極的な補強を続けている。オフシーズンに入って、菊池雄星、カイル・ヘンドリクスといった投手陣のほか、トラビス・ダーノー捕手、内野手のケビン・ニューマン、ライアン・ノダ、外野手のホルヘ・ソレアらと契約を結び、来シーズンの反転攻勢を狙っている。 【動画】MLB公式が配信した菊池雄星の2024年ハイライト! そんななか、米放送局『ESPN』が各球団の補強動向を独自にランク付け。エンジェルスについては、菊池との契約を「C+」、ダーノーも「C+」、ヘンドリクスは「C」、ソレアは「D」と辛口の評価を下した。 この評価に納得していないのが、エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』だ。「評価したデビッド・ショーンフィールド記者は、エンジェルスの動きが嫌いなようだ」と不満をぶちまけた。 「エンジェルスが好転するには、多くの助けが必要だ。だから何人もの選手を補強している。しかし、ショーンフィールド記者の評価の根底にあるのは、“悪い球団だから、また悪い補強を行なう”という意識だ。積極的に選手を入れ替えるプランを実行しているペリー・ミナシアンGMは評価されるべきだ」 このように反論した『Halo Hangout』は、「キクチは23年から24年にかけて、今オフのFA先発投手のなかでコービン・バーンズ、ブレイク・スネルに次いで3番目に高いfWARだった。過去2年の数字は、マックス・フリード、ジャック・フラハティ、ショーン・マナエア、そしてキクチよりも多くのお金を稼ぐそのほかすべての投手よりも、価値がある。しかし、ショーンフィールド記者の目にキクチの契約はC+と映った」と批判を重ねた。 続けて、ショーンフィールド記者の寸評を引用。「ヘンドリクスとソレアは単なる端役に過ぎない。大きな疑問は、エンジェルスがチームに残っている多くの穴を埋めるために、トップクラスのFAを獲得するつもりなのかということだ。チームの軸ではない周辺部分の改善に取り組んでいるが、最良の形でチームにマッチするとは考えにくい」。 この意見には、「ショーンフィールド記者はエンジェルスの契約が、“エンジェルスだから悪いのだ”と主張している。周辺部分のピースを獲得したからといって、補強自体を軽視するのはおかしい。彼の分析は狂気の沙汰だ」と記載。「彼はケビン・ニューマンの契約を都合よく省略したが、これも有効な補強だ」と記した。 「エンジェルスは多くの動きを見せている。こうした動きは今後も続くだろう。球界全体でみれば、エンジェルスの動きは些細なもの。ただ、強調しておきたい。エンジェルスのファンがフロントを批判するのは理解できるが、他人から否定されるのは腹立たしい。何をしても“エンジェルスに勝ち目はない”と結論付けるのは不公平だ。このチームに対する懐疑論は根拠がないものではないが、しかしフロントの努力を評価しないわけにはいかない」 捲土重来を期す25年シーズンに向け、近年にはない積極的な補強を続けているエンジェルス。こうしたフロントの動きを評価しない他媒体の論調に、地元メディアは声を荒げた。 構成●THE DIGEST編集部
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