DeNA・ケイ、課題の初回乗り越え苦手巨人戦で躍動 雪辱期したマウンドで変幻スタイル「うまく機能した」
◇16日 「2024 JERA クライマックスシリーズ セ」ファイナルステージ第1戦 巨人0―2DeNA(東京ドーム) 雪辱を期した短期決戦のマウンドで躍動した。DeNAの先発・ケイは6イニングを1安打無失点の好投。レギュラーシーズンの8試合で1勝5敗、チーム別でワーストの防御率4・64と苦戦した巨人打線にひと泡吹かせた。 「最初のイニングがいつも課題だった。波に乗るのがすごく大事。それがきょうはできた」。1回に2四球でばたついたが尻上がりに調子を上げた。5回に先頭への四球と安打などで招いた2死二、三塁の窮地は丸を一ゴロに仕留めてピンチ脱出。6回は2つの見逃し三振を含む三者凡退で締めた。 「なるべく違うスタイルで投げようと思っていた。それがうまく機能してよかった」。登板前には自身が登板した今季の巨人戦を全て動画でチェック。予習に余念がなかった助っ人左腕が重要な初戦を制した立役者の一人となった。
中日スポーツ