現在を生きる全ての女性に贈る傑作コメディ ミュージカル『9 to 5』明日開幕
1980年公開の映画を原作に、2009年のブロードウェイで開幕したミュージカル『9 to 5』。原作映画で女優デビューを果たしたカントリー歌手のドリー・パートンが、初めてミュージカル全編の作詞作曲に挑んだ作品で、パートンが作って歌った原作映画の主題歌も効果的に取り入れられている。2019年にはウエストエンドでもヒットした他、『9時から5時まで』として日本での上演歴もある作品だが、10月6日(日)に東京・日本青年館ホールで開幕するのは、上田一豪の翻訳・訳詞・演出による新バージョン。上田とは初タッグとなる明日海りおが主演し、平野綾、和希そら、別所哲也らが脇を固める。 【動画】ミュージカル『9 to 5』プロモーション映像 舞台は1980年頃のロサンゼルス。シングルマザーのヴァイオレット(明日海)は大企業に勤め、仕事と家庭を両立しているが、若手社員のジョー(内海啓貴)に慕われる一方、フランクリン・ハート社長(別所)の横暴に悩まされていた。同じく社長のハラスメントに耐えているのは、グラマラスな秘書ドラリー(平野)と、入社したばかりのジュディ(和希)。ひょんなことから意気投合した3人は、協力して社長をとっちめる計画を立てるのだが、社長を敬愛するロズ(飯野めぐみ)にその計画を知られてしまい――? 見どころについて3人は、「ひとつはハート社長の、ドラリーさんにやりたい放題の脳内を表現したナンバー。それがもう面白過ぎて! もうひとつは、私たち3人が“こうやってアイツ(社長)をやっつける”と妄想を繰り広げるシーン。3曲どれも、絶対大拍手が起きる予定なので(笑)、ご期待いただけると嬉しいです」(明日海)、「ロズのナンバーが最高! 私たちともバチバチになるので、そこはぜひ観てほしい」(平野)、「ジョーさんとヴァイオレットさんのデュエットソングが、この作品の中では異質とも言える“キュン!”なナンバーですごく素敵」(和希)とそれぞれコメント。バラエティ豊かな楽曲とコミカルな描写に彩られた、爽快感を味わえる舞台が期待できそうだ。 文:熊田音子 <公演情報> ミュージカル『9 to 5』 歌詞・音楽:ドリー・パートン 脚本:パトリシア・レズニック 翻訳・訳詞・演出:上田一豪 出演: 明日海りお 平野綾 和希そら 内海啓貴 飯野めぐみ 別所哲也 ひのあらた 俵和也 高橋里央 高瀬雄史 小原悠輝 古田伊吹 望月凜 小林諒音 舩山智香子 コイタ奈央美 友部柚里 堤梨菜 杉山真梨佳 吉田彩美 柴田実奈 石井千賀 ルイス魅麗セーラ 飯沼帆乃佳 【東京公演】 2024年10月6日(日)~10月21日(月) 会場:日本青年館ホール 【大阪公演】 2024年10月25(日)(金)~10月28日(月) 会場:オリックス劇場 【福岡公演】 2024年11月1日(金)~11月3日(日・祝) 会場:キャナルシティ劇場 【静岡公演】 2024年11月7日(木)・8日(金) 会場:静岡市清水文化会館(マリナート)大ホール