八戸市立図書館(青森県)150周年記念 歩みを紹介「エトセトラ展」 28日まで
青森県八戸市の八戸市立図書館の開館150周年を記念し、同館は28日まで、これまでの歩みが分かる歴史資料や図書館にまつわる絵本、写真集などをアピールする企画展示「図書館エトセトラ」を開いている。 企画展示では、同館の前身である八戸書籍縦覧所の設置までの過程などが記されている「新編八戸市史」や百年史、同館開館100周年を記念して行われた、八戸市出身のジャーナリストで教育者・羽仁もと子(1873~1957年)がテーマの座談会の様子が描かれた「永遠の教育者 羽仁もと子」、世界の図書館に関する絵本など、貸し出し可能なものを含め計355冊を紹介している。 八戸市立図書館の位置や建物の移り変わりについて、当時の写真や市博物館の資料などを基に作成した案内板も設置した。磯嶋奈都子館長は「展示している本を見ることで、当時書かれた記録をそのまま知ることができる。この機会に150年の歴史を感じてほしい」と呼びかけた。 また同館は29日まで、市庁本館1階エントランスホールで、八戸書籍縦覧所や66年に運行を始めた移動図書館の歩み、昭和初期の図書館の平面図や写真をパネルで紹介する記念展示も行っている。