【フィギュア】NHK杯連覇の鍵山優真 冒頭4回転を失敗も修正「そこが成長した部分」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯最終日(9日、東京・国立代々木競技場)で、北京五輪男子銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が〝心の成長ぶり〟を示した。 ショートプログラム(SP)首位で迎えたこの日のフリーは、冒頭の4回転フリップで転倒したが、その後の4回転ジャンプ3本は着氷させた。ミスを引きずることなく、194・39点をマークし、合計300・09点で連覇を達成。「フリップ自体の調子は良かったので失敗してしまったのは悔しかったけど、立て直しの部分ですごく気持ちが強く入った。そこが成長した部分なのかな」と振り返った。 ノーミスが理想だが、練習ではミスが生じた際の対応術も磨いてきた。「普段の練習で失敗しても(演技を)続けて行う練習をしてきた。そこがよくできたじゃないかなと思う」と明かした上で、15日に開幕する次戦の第5戦フィンランド大会に向けて「SPがノーミスだったので、フリーも頑張らなきゃという思いが強くなりすぎて、ちょっと焦りが全体的に出てしまった。そういうところで調整が最後までうまくいかなかった部分もあった」と反省点を口にした。 多忙なスケジュールを過ごすにあたり「今日の夜からしっかりとご飯を食べて、しっかりと寝て、エキシビションは楽しみたい。休めるところはしっかりと休んで、ご飯も欠かさず食べる生活をすればしっかりとリカバリーできる」と体調管理にも余念はなし。欧州の地では今大会超えのパフォーマンスを目指す。
東スポWEB